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住吉小学校のシンボルツリーは、通用門そばに植えられている「小ガジュマル」です。
平成27年までは校舎そばに植えられていた「ウード(大きな)ガジュマル」がシンボルツリーでしたが、平成27年の台風15号によって倒壊してしまったため、代替わりしました。
明治30年5月1日に、島尻・徳風小学校が合併して、現在の場所(「ウンタが丘」と呼ばれていました)に島尻小学校として本校が設立された際に、当時の学農会(現在のPTA)で学校の周りに植樹することになりました。ウードガジュマルは、そのとき住吉地域の泉伊甫道さん(当時3年生)が父の代わりに、その頃の校門の前に植えたものです。
それから100年以上の間、ウードガジュマルは住吉小学校の子ども達を見守ってきました。
しかし、平成24年9月30日の台風17号によって、大きく育っていた幹の片方が倒壊。大きなダメージを受けてしまいました。
ガジュマルの延命のために、樹木医に協力をお願いするなど様々な手が尽くされました。
台風のダメージのため、残った幹も根で支えきれるか微妙であったために電柱を使って幹を支えるなど、様々な延命措置が行われました。
しかし、平成27年台風第17号が通過した翌朝、耐えきれずに倒壊してしまったウードガジュマルの姿が校庭にありました。
2階ベランダの手すりこそ破損しましたが、校舎にはほとんど傷のない状態で倒れたウードガジュマルは、最後まで学校の子ども達のために頑張ったのかもしれません。
倒壊した当日、PTAや卒業したOBなどが急遽集合し、これ以上の被害を防ぐためにウードガジュマルの撤去を行いました。あまりにも巨大だったため、重機をもちだし、幾度もトラックで輸送することとなりました。そして、夕方には、完全にその姿を消してしまったのです。
平成28年8月、倒壊したウードガジュマルが、再び学校に姿を現しました。撤去作業時に残された枝の一部を用いてモニュメントを作成していただいたのです。
平成30年12月現在、モニュメントは校舎玄関に設置されています。興味のある方は、学校に訪れた際にご覧ください。
平成27年度に作成された思い出を振り返る文書は、こちらをご覧になって下さい。
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